新年から基本計画や環境影響評価の準備などに着手
札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合は、再開発の事業化に向けた実務を委託する事業コンサルタントに日本設計を選定した。新年から基本計画や環境影響評価の準備など事業化の実務に着手する。業務期間は2022年度の都市計画決定までを予定している。
公募型プロポーザル方式で提案審査の結果、最優秀提案者に選んだ。評価点は230点満点中148点だった。業務内容は基本計画、環境アセス準備、基本設計や都市計画決定の準備など。内容を整理した上で、契約を締結する。
組合は中央区の北5西1街区を保有する札幌市と、同西2街区に商業ビル「エスタ」を持つJR北海道と同社グループ会社で組織。第1種市街地再開発により、北海道新幹線の札幌開業で駅前となる両街区一体の再開発を計画している。
道都の顔となるシンボル空間の形成を掲げ、1階にバスターミナル、低層に滞留空間と商業施設、中高層にオフィスや国際水準ホテルが収まる容積率1200―1500%の複合ビル建設をイメージ。高層棟は高さ約230m、オフィス床の規模は市内最大級を目標に掲げている。
市が招致を目指す30年冬季オリンピック・パラリンピック直前の29年秋の全体開業を想定。23年度中の事業化、着工を目指していく。
(北海道建設新聞2020年1月1日付16面より)