ニセコひらふ第1駐車場をシンボルゲートへ 倶知安町

2020年02月03日 10時00分

 倶知安町はニセコヒラフスキー場エリアのひらふ第1駐車場[MAP↗]をシンボルゲートとして整備する方針だ。2020―31年度を計画期間とする観光地マスタープラン案に盛り込んだ。駐車場や広場のほか、飲食・物販施設としてウェルカムセンターの再整備を構想。20年度に現地の地質・現況調査やPFI導入を含む事業スキーム・手法の検討を進める。24年度以降に着工する予定だ。

 同プランの一つとして、リゾートとして大小さまざまな事業者が集積するニセコひらふエリアを対象として、心地よさとにぎわいをもたらす空間デザインを提案する。

 スキー場周辺には、ひらふ第1駐車場をはじめとする一般車両の駐車場が集中。さらに送迎用のバス降車スペースが限られているため、冬季はスキー場に向かうひらふ坂(道道ニセコ高原比羅夫線)と、道道蘭越ニセコ倶知安線で慢性的に交通渋滞が発生し、課題となっている。

 また、イベント開催に必要な面積を持つ広場空間や羊蹄山を眺望できる場所の不足、ひらふ坂以外での歩行者ルート確保の必要性などを踏まえ、ひらふを象徴する施設・場所としてひらふ第1駐車場を位置付けた。

 地下を含む駐車場整備をはじめ、観光客と住民が交流して一緒に楽しみ、観光客に記憶が残ることを目指すシンボルゲートには、イベント開催できる快適な空間や羊蹄山を背景に記念撮影できるスポット、送迎のシャトルバスターミナル機能などを盛り込んだ。

 整備場所は中央公園を含む第1駐車場エリア(約2万m²)とサンスポーツランド(約1万m²)を検討。第1駐車場を優先的に整備する方向で、供用開始後の利用状況を見て、サンスポーツランドの整備に取り組む方針だ。

 施設整備と運営に当たっては、PFIの導入も検討することにしている。

(北海道建設新聞2020年1月31日付13面より)


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