新谷建設など旭川市新庁舎建設の施工者と設計者は13日、総合庁舎建て替え新築合同祈願祭を開いた。当初は西川将人市長ら発注者も招く100人規模の祭事を予定していが、新型コロナウイルス感染症対策で縮小。担当の技術者のみの参加に絞り、無事の完成を祈願した。

新型コロナで100人から3人に縮小した地鎮祭

　当初は、建設地である現総合庁舎と市民文化会館の間に会場を設営し、最大で100人、最低でも50人の規模で安全祈願祭を開催する計画だった。感染拡大の進行に合わせて規模や環境の再考を重ね、最終的に工事に関わる技術者に限定する祭事に決めた。

　当日は北海道護国神社本殿に、工事と設計の共同体8組から現場代理人ら工事の担当者28人が集まった。小野雄一禰宜の祝詞奏上の後、共同体ごとに玉串を奉てんしていき、参列者は技術力発揮による北海道第2の都市に恥じぬ質の高い庁舎完成を誓った。

　大勢が集まる予定だった建設地[会員専用MAP↗]には、新築Ａ、Ｂ工区の現場代理人と小野禰宜のみが訪れ、3人は清めはらいの儀を進め無事の完成を祈った。

　Ａ工区で現場代理人を務める新谷建設の利波寛之建築部次長は「(工事には)旭川を代表する会社が集まった。市の大行事であり安全にいい物を造っていく」を決意を述べた。

(北海道建設新聞2020年4月15日付10面より)