コロナの収束見えず ホテル投資の冷え込み懸念

2020年04月28日 12時00分

 WBFホテル&リゾーツが大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。道内でもホテル出店を増やしていただけに、関係者に動揺が広がっている。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えない中、ホテル投資の冷え込みが懸念される。

開業を予定していた小樽市色内のWBF施設

 小樽市内で初出店となる同社のホテルは7月に開業を控えていた。小樽市指定歴史的建造物の旧小樽商工会議所をリニューアルした観光の目玉となる宿泊施設で、「ニュースに落胆している。ほかのホテル建設計画に影響が出なければいいが」(同商工会議所)と状況を見守る。

 同社はインバウンドの需要拡大で道内では2015年から札幌や函館、小樽と新規出店を増やし、9カ所でホテルを運営。感染拡大で客室稼働率が大幅に減少したことで主要施設を除き、4月中旬から休館を余儀なくされた。

 ホテルはしばらく営業を続ける見通し。休館となった施設も閉館はなく、7月1日の営業再開予定のスケジュールに変更はないとする。

 新型コロナの影響で道内のホテル業界は赤字に転落する企業が相次いでいる。日本ホテル協会の宮崎誠北海道支部長(ホテルオークラ札幌社長)は「この状況が続くと休業、廃業、倒産は増える」と指摘。札幌市内ではここ4、5年で約5000室の供給があったが、ほとんどのホテルで売り上げが伸びず行き詰まるのではないかと説明する。

 感染が収束しても「リーマンショックと同様、元に戻るまで5年はかかってもおかしくない」と先行きを不安視する。

(北海道建設新聞2020年4月28日付2面より)


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