今金町は、2021年度から5カ年を期間とする公共下水道ストックマネジメント計画の実施計画策定に着手する。委託業務は早ければ5月に指名競争で入札し、年度末までの完了を目指す。20年度予算では750万円を措置している。
国土交通省の下水道長寿命化支援制度が20年度に廃止となり、21年度からストックマネジメント計画に基づく改築更新事業に移行することから、同計画を策定する。また、15年度に下水道法が改正され、維持・修繕・改築に関する事項が拡充しているため、整合性を図る。
19年度に策定した基本計画はNJSが担当。町が管理している下水道施設の調査や基本方針設定などを重点的に実施した。
20年度はこれを踏まえ、修繕・改築に至るまでの一連のプロセスを計画的に進める実施計画をまとめる。
町が管理する下水道施設は、下水道管渠29・2㌔、マンホールポンプ所3カ所、神丘144の4に位置する今金浄化センター[MAP↗]の1カ所。
マンホールポンプ所はチブタウシナイ川に2カ所と第2幹線川に1カ所設置されている。
浄化センターの規模はRC造、2階、延べ2092m²。汚泥処理能力は1日当たり最大2280m³で、処理方式はオキシデーションディッチ法を採用している。
(北海道建設新聞2020年5月18日付11面より)