空知シーニックバイウェイとかわたび北海道がテストツアー
空知シーニックバイウェイは13日、水辺の利活用促進などに取り組むかわたび北海道と一緒に、空知川メインルート体験テストツアーを実施した。26人が参加し、Eボート(ゴム製)で空知川を下り、秋の空気と雄大な自然を堪能。今後の体験ツアー実施に向けて可能性を探った。

Eボートに乗って空知川の雄大な自然を満喫した
シーニックバイウェイの活動の一環として、空知シーニックバイウェイ事務局が企画。NPOまち・川づくりサポートセンター、札幌開建の共催、赤平市、シーニックバイウェイ支援センター、石狩川振興財団が後援し、関係者などがテストツアーに参加した。
一行は最初に赤平市の平岸地区にある「空知川水辺の楽校」へ移動。インストラクターの指導を受けた後、サポートスタッフとともに5艇のEボートに分乗し、約2時間かけてゆっくりと川を下っていた。途中、北海道の名付け親として知られる松浦武四郎が発見した空知川沿いにある石炭層や露頭炭を間近で観察した。
午後からは、日本遺産「炭鉄港」の関連施設の赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設を訪問。実際に炭鉱で働いていたガイドの解説を聞きながら、当時の写真や赤平市内の住宅街などのジオラマ、坑道の実測図などを見学した。
その後は、芦別市内に移動。日本遺産の構成文化財である旧三井芦別鉄道炭山川橋梁や、ヒーリングスポットで芦別川の名勝「三段の滝」を見て回った。
(北海道建設新聞2020年9月17日付10面より)