スポーツ施設の長寿命化に56億円 江別市

2020年10月15日 15時00分

青年センター改築や大麻体育館トレーニング室棟大規模改造など盛る

 江別市は、スポーツ施設長寿命化計画の素案をまとめた。計画期間は2021―33年度。屋内施設については、青年センターを構成する研修棟、プール、体育館全てを改築するほか、大麻体育館のトレーニング室棟に大規模改造を施す方針だ。残る屋内施設の改修と合わせ、期間内の長寿命化に必要な費用は56億2546万8000円と試算している。

 各施設の規模は、市民体育館(1978年完成)がSRC造、2階、延べ4962m²、大麻体育館はトレーニング室棟(73年完成)がRC造、2階、延べ1121m²、第1体育室(79年完成)がS造、平屋、延べ1285m²、第2・3体育室(90年完成)がRC造、2階、延べ1227m²。

 青年センターは、研修棟(72年完成)がRC造、2階、延べ1714m²、プール(同)がS造、平屋、延べ816m²、体育館(71年完成)がS造、2階、延べ825m²、東野幌体育館(94年完成)がRC・S造、平屋、延べ1962m²の規模だ。

 85年以前の旧耐震基準で建設された施設のうち、市民体育館と大麻体育館のトレーニング室、第1体育室は耐震補強済みだが、青年センターは全施設が未実施のため、新耐震基準と同等の健全性を確保するには耐震改修または改築が必要と判断した。

 また、築80年まで施設を使用することが前提で築60年を大規模改造の時期とした場合、期間内には大麻体育館トレニーング室と青年センターが大規模改造の対象となる。

 青年センターは、築80年まで使用するために必要な大規模改造、耐震改修と改築の費用を比較した結果、改築することとした。大麻体育館トレーニング室は大規模改造を実施する。

 屋外施設に関しては、市民体育館、あけぼのパークゴルフ場、森林キャンプ場の3施設は適正な維持管理と日常・定期点検による不具合箇所を随時補修。はやぶさ運動広場は野球場移転後に敷地を売却する方針だ。

(北海道建設新聞2020年10月14日付12面より)


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