センターハウスも同時開業
新たなシンボルがオープン―。恵庭市の道と川の駅「花ロードえにわ」隣接地で整備を進めていた花の拠点「はなふる」が11日、供用開始した。中央の芝生広場を7つのガーデンが囲み、四季折々の風景を楽しむことができる。子どもの遊び場を備えたセンターハウスも同時に開業。各地から訪れる利用者を受け入れ、にぎわい創出を図る。
2016年度に花の拠点整備事業として基本計画を策定。はなふるの造成やセンターハウス改修、道と川の駅リニューアル、農畜産物直売所かのな移転新築などに取り組んできた。道と川の駅、かのなは春にオープンした。
はなふるは中央に噴水や芝生広場があり、周囲を彩るガーデンは①大きなカステラが焼けるお庭②The Playground③暮らしを恵む庭④グラベルガーデン⑤キッチンガーデン⑥虹色の鳥⑦ミチノモリ―の7つのテーマで来訪者を楽しませる。
全体の監修は高野ランドスケーププランニング。ガーデンは道内のガーデナーがデザインを担当した。
センターハウスは、旧保健センターを改修し、1階に観光案内所や、RVパークとしてキャンピングカーで宿泊可能な環境を整備。専用駐車場やシャワールーム、トイレ、談話スペースを設けた。2階の子どもの遊び場では、屋内でも体を動かして遊べるようさまざまな遊具を配置した。
現地で開いた記念式典で原田裕市長は「北海道を代表するガーデナーにより、個性的で質の高いガーデンが完成した。花のまちにふさわしい全国に誇れる公園」と、はなふるへの思いを語った。
(北海道建設新聞2020年11月12日付10面より)