オーセントホテルズが内覧会
新日本海フェリーのグループ会社オーセントホテルズ(本社・小樽)は27日、倶知安町樺山119の1に12月1日開業する宿泊施設「ニセコ樺山の里 楽 水山」の内覧会を開いた。全18室から羊蹄山を眺めることができ、源泉掛け流しの露天風呂を備えている。客室は独立した離れとなっていることから、コロナ禍の中、3密を避けた宿泊環境を提供し、集客につなげる。
W一部RC・S造、平屋、延べ3391m²の規模。和洋室の4人部屋(広さ95m²)を5室、洋室の2人部屋(同75m²)を13室を設置した。各部屋の内装は道産材を基調とした和の空間を演出している。さらに、4人部屋には洗濯機を置くなど長期滞在にも対応する。
料金はウインターシーズンで1泊1人11万円からとするが、開業日から2021年3月31日までは特別料金として6万円からサービスを提供する。
ホテル業界では、コロナ禍の影響により、休館や新規開業を見送るケースが相次いでいる。同社の入谷泰生社長は「客室は全て離れで、従業員も少数で運営するため、3密を避けることができる」とし、スケジュール通り開業したと説明する。
東京、大阪をはじめとする道外からの予約が年末年始に増えているとし、今後はフェリーやクルーズ船などとも合わせたサービスを提供するとした。
(北海道建設新聞2020年11月30日付2面より)