恒志堂(本社・札幌)は24日、3月1日に開業するeスポーツ特化型ホテル「VILLA KOSHIDO ODORI」の内覧会を開いた。2階のeスポーツ専用フロアが売りで、eスポーツ選手の合宿やゲーム好きのファミリー層の利用を見込んでいる。
場所は札幌市中央区大通西14丁目3の18で、地下鉄東西線西11丁目駅が徒歩圏。客室は13室で、最大75m²まで用意する。収容人数は78人。1部屋最大14人が宿泊でき、ロフトやキッチン付きで選手の合宿など長期滞在に対応する。全客室に65の大型テレビを備える。
RC造、地下1地上6階、延べ876m²の規模で、総事業費は約6億円。設計はエートランスデザインワークス、施工はアセットプランニングが担当した。
2階にeスポーツ専用フロア4室を設けた。レーシングゲーム用の部屋はハンドルシート3つを配置する。廊下側の壁面は一部がガラス張りで、天井や床は防音仕様。選手の後ろからガラス越しにレースを観戦できる。ゲームのプレー動画の録画向けに配信設備を備える。eスポーツの大会開催などを目指す。宿泊料は1人当たり6000円(税抜き)から。
佐藤元春社長は「eスポーツ普及を見込んで3年前から計画していた。将来的にはeスポーツ用スタジアムを建てたい」と意気込む。
(北海道建設新聞2021年2月25日付2面より)
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