ひと味違う夜景楽しむ
函館広域幹線道路整備促進期成会(会長・工藤寿樹函館市長)は12日、函館新外環状道路空港道路赤川IC―函館空港IC間が28日に開通になるのを前に、一般市民に道路本線上を散策してもらう「ナイトウォーク」を開催した。家族連れなど50組140人が参加。完成したばかりの道路を散歩したり、函館の夜景を撮影したりして楽しんだ。
開通を市民に広く周知し、利用促進や道南地域のさらなる高速交通ネットワーク整備促進へ機運を高めるために実施。函館開建とまちづくり活動団体のNPO法人スプリングボードユニティ21が協力した。
会場は日吉IC付近の500mほど。スプリングボードユニティ21がワックスキャンドルを設置したほか、記念撮影スポットを用意し、真新しい道路を彩った。
参加者は自由に道路を歩き、眼下に広がる函館の夜景を眺めるなど思い思いに過ごした。家族4人で参加した近隣在住の女性は「赤川方面にすぐ行けるようになるね、とみんなで話しています」と開通を心待ちにしている様子だった。
同期成会では「開通すると歩いて通れない道路を歩ける貴重な機会で夜に開催するのは全国的にも珍しいのでは。函館山から見る夜景とはひと味違う夜景を楽しんでもらえれば」と話していた。(函館)
(北海道建設新聞2021年3月16日付11面より)