三菱地所(東京都千代田区大手町1丁目1の1、吉田淳一社長)は、札幌市中央区北2条西4丁目の北海道ビルを改築する。再開発方針は年度内に固めたい考えだ。
10日、将来的な再開発に向けて2022年度に同ビル(SRC造、地下2地上9階塔屋3階、延べ2万5951m²)を閉館すると発表した。閉館後は速やかにビルを解体する見通し。1962年建設のオフィスビルは、雪まつり開催時の休憩所としても活用された。
新施設は地区計画変更などの動きに合わせて大型化が見込まれる。札幌市中央区北2条西4丁目1に位置し、敷地面積は2539m²。用途地域は建ぺい率80%、容積率800%の商業地域となっている。
14日の札幌市都市計画審議会で諮問案件に挙がる札幌駅前通北街区地区計画変更の対象地域。条件を満たした場合、容積率は最大1200%、高さの最高限度は80mとなる。
(北海道建設新聞2020年07月11日付2面より)