札幌市が中央区役所分庁舎を改修 23年度の着工を目指す

2021年06月04日 10時00分

中央市税事務所移転に向け

改修を予定する中央区役所分庁舎

 札幌市は中央市税事務所の移転に向け、中央区役所分庁舎の改修を計画している。2023年度の着工を目指し、21―22年度で基本・実施設計を進める考え。24年夏ごろの供用開始を見込んでいる。

 中央区複合庁舎整備に伴い、スペースに空きが出る中央区役所分庁舎を改修し、仮称・中央市税事務所・中央健康づくりセンターとする予定だ。

 分庁舎は中央区南3条西11丁目331の1[MAP↗]にあり、立体駐車場を含め、SRC造、地下1地上6階、延べ8738m²の規模。1993年に完成した。

 3―5階は健康づくりセンターが継続して入居するが、空きが出る予定の1、2、5階の一部、6階に中央市税事務所(中央区北2条東4丁目サッポロファクトリー2条館4階)の機能を移転。建物を有効活用するとともに経費削減につなげる方針だ。

 1階に納税課、2階に市民税課、5階の一部に会議室、6階に固定資産税課、諸税課の配置を想定。共有スペースを除き、事務室などとして延べ約2500m²を使用する考えだ。

 改修内容としては、機械、電気、エレベーター設備の更新のほか、特定天井対策、外壁、屋上防水改修、間仕切りやレイアウトの変更などを計画している。

 21年度から設計に着手。設備の基本・実施設計をこのほど一般競争公告し、8日に開札する。主体は実施設計を予定し、発注は夏以降となる見通しだ。

 概算工事費や工事内容の詳細は、設計の中で詰める。

(北海道建設新聞2021年6月3日付14面より)


関連キーワード: さっぽろ圏 庁舎 改修

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