「盆に蹌踉めく笠と帯」
北海道建築士事務所協会は、第46回北の住まい住宅設計コンペの最優秀賞に北海学園大大学院2年生の三浦光雅さんが手掛けた「盆に蹌踉(よろ)めく笠と帯」を選んだ。優秀賞2作品、奨励賞4作品も決めた。
今回の課題は「ソトの家」で、人々が〝ソト〟にある環境や人との関わりの中で暮らしていることを念頭に置きつつ、これを自由に解釈した作品を募集した。
米田浩志北海学園大工学部教授を委員長とする7人の審査委員が選考した。応募は58作品で、うち21作品が1次審査を通過。10月28日に2次と最終審査を行い各賞を決定した。
最優秀賞に輝いた三浦さんの作品は、旭川市高砂台の傾斜地に建設することを想定。この地は旭川の盆地を形成する盆の縁にあたり、「不安定なお盆の上で踊る器」のようなイメージを持って設計した。
入賞作品は8―12日に札幌市内の大五ビル6階ホール、24―26日に大通ビッセ1階ホールで展示する。
受賞者は次の各氏。(カッコ内は所属)
◇最優秀賞▽三浦光雅(北海学園大大学院2年)
◇優秀賞▽塩野谷基悟(北海学園大3年)▽田元良(北海道科学大4年)
◇奨励賞▽渡辺憲成(北海学園大大学院2年)▽藤井淳史(室蘭工大4年)▽国貞佑弥(室蘭工大大学院1年)▽川去健翔(室蘭工大大学院2年)
(北海道建設新聞2021年11月1日付1面より)