次期最終処分場整備へ 網走市が22年度に基本構想策定

2022年02月03日 15時40分

 網走市は2022年度、次期最終処分場の整備に向けた基本構想を策定する方針だ。現施設に隣接して埋め立て地を拡張する。基本構想で施設規模や年次計画を練り、25年度の着工、28年度の供用開始を目指す。現施設は想定より早く満量となる見通しのため、次期施設は工期圧縮など早期供用に取り組む姿勢だ。

 現在の一般廃棄物最終処分場は、15年間の運用を想定して18年度に供用開始。4年間で使用割合が47.6%(21年10月時点)に達していて、現状ではあと4―5年で満量となる。

 減容化に取り組み延命化を図って供用期限を28年度ごろとした上で、早急に新たな最終処分場を整備する。現施設がある明治144の4は、現行規模で3施設を造成する余地があることから建設地とする。

 施設規模や事業費は、22年度の基本構想で固める。着工から完成までを現施設より長い3年間とみていることから、同規模かそれ以上となる見込みだ。現施設は、埋め立て面積2万1600m²、埋め立て容量13万9000m³の規模。ドーコンが設計し、16年度に2工区に分けて丸田組・土屋工業・窪田建設共同体がその1を8億500万円で、その2を早水組・聖太建設共同体が5億2200万円でそれぞれ落札した。

 次期最終処分場の建設には、環境省の循環型社会形成推進交付金の活用を想定している。

 23年度に整備計画や環境調査を進め、24年度に基本・実施設計、25―27年度に工事、28年度に供用する行程をみる。処分量縮減にさらなる中間処理が必要との判断から、並行して、斜網地区1市4町による広域的な中間処理施設も構想・整備していく。


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