GPSで位置情報データ化
名寄市は2022年度から、市道で除排雪管理システムの実証実験を始める。各除雪車両にGPSを搭載し、位置情報や移動距離などをデータ化することで、オペレーターと発注者の作業効率化に取り組む考えだ。
システムの導入により、車両に残るデータから日報や月報を出力することが可能になる。業者は書類作成の簡素化が図れる上、受発注者ともに手作業による書類の内容確認に関する誤りを防げるため実験の開始を決めた。市民への除雪に関わる情報提供にも使用する考え。人手不足の課題を抱える除雪作業の効率化と、市民サービスの向上に役立てる。
市では22年度当初予算に、実証実験に関わる費用として222万8000円を計上。22年度にシステム構築に関わる業務を担う事業者を選定する。システムの構築後、降雪期から実証実験を始める。23年度から実験の結果を踏まえて本格運用していく計画だ。(旭川)