北海道ガスは21日、住宅賃貸事業で第1号物件となる「EFUTE北3条」(札幌市中央区北3条東5丁目)を報道陣に公開した。分譲マンションレベルの仕様と設備を有し、蓄電池を置くなど非常時にも対応する。
地下鉄東西線バスセンター前駅から徒歩10分圏内、再開発が進む創成東地区に位置。2021年6月に着工し、このほど完成した。
RC造、5階、延べ約2000m²の規模で、1LDK10戸(1戸当たり40m²)、2LDK17戸(60m²)の計27戸。設計は長谷川和磨建築設計、施工は主体、設備一括でサン建築設計が担った。
分譲マンションと同じ断熱・遮音性を備え、パネルヒーターを採用。暖房運転を自動で省エネ制御する「北ガススマートリモコン」を備える。家賃は7万2000―11万3000円となっている。
公開した2LDKは、各居室の収納性に優れ、洋室の一部にはクローゼットとしても利用可能なテレワークスペースを設けた。玄関前の広い土間スペースはベビーカーなどを置いたり、さまざまな使い方ができる。
今後の事業展開について同社グループの井沢文俊北ガスライフロント社長は「まずは年間2、3棟ずつ増やしたい」と話している。