中学校大規模改造など
湧別町は、2021年度から整備を進めている湧別地区義務教育学校整備で、22年度事業費に13億6461万9000円を試算している。湧別中の大規模改造や継続の湧別中校舎増築、駐車場や駐輪場などの外構整備を進める考え。湧別中の大規模改造には5億9350万円を充て7月着工、23年2月の完成を目指す。
町は優れた教育環境の確保と義務教育9年間を一つの学校で取り組む義務教育学校の導入を進めている。湧別地区義務教育学校は錦町223にある湧別中を大規模改造した上で継続使用し、小学校用校舎を増築して中学校と接続する計画だ。老朽化が進む湧別小は解体する。義務教育学校は芭露地区に次いで町内2校目で、24年度の事業完了を目指している。
22年度は湧別中の大規模改造に着手する。校舎棟がRC造、2階、延べ3258m²、体育館がS造、平屋、延べ939m²の規模。屋上防水や屋根塗装、普通教室の全面改修、照明LED化、給水管・給湯管改修などを計画する。
このほか、湧別中校舎に小学校課程の校舎を増築する工事は21年度からの継続で、22年度は6億8151万9000円を投じる。外構には8960万円を充て、駐車場や駐輪場、学校菜園などを整備する見込みだ。
総事業費には22億7043万7000円を試算。23年度は小学生用の屋体増築、24年度は湧別小校舎(RC造、2階、延べ3280m²)と体育館(S造、平屋、延べ788m²)の解体を予定している。