24年度に着工、25年度に完成へ
札幌市環境局は2月28日、移転新築を計画する西清掃事務所に関し、移転先を発寒地区雪堆積場とする方針を明らかにした。2022年度に基本設計、23年度に実施設計を進め、24年度に着工。25年度の完成後、移転作業に入る見通しだ。現事務所の跡地は発寒清掃工場建て替え用地となる。
同日の市議会総務委員会で市の担当者が報告した。
西区発寒15条14丁目2の1にある現事務所は1984年の完成で、RC造、2階、延べ816m²の規模。同事務所敷地を発寒清掃工場更新に使用するため、近隣地への移転新築を計画している。
清掃事務所は、家庭ごみの収集と地域のごみステーション管理のサポートをする拠点。ごみ収集業務用の大型車両やごみパト隊の車両管理場所で、これらの業務に従事する職員の事務所となっている。
移転先は、現事務所から約300m離れた西区発寒12条14丁目1076の12ほか。市雪対策室が保有し、発寒地区雪堆積場として使用している。敷地面積は1万1270m²。現状と同程度の建物規模を想定し、車庫なども配置する見通しだ。
工期は1年半程度を見込み、移転時期は発寒清掃工場の建て替えに先立ち25―26年度ごろを予定する。現事務所の解体は26年度を見込む。
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