はまなす・エムケーと旭ダンケ
協和土木工業エムケー生コン(本社・紋別)とはまなす生コンクリート工業(同)が共同操業する、はまなす・エムケー生コンの工場と旭ダンケ(本社・旭川)紋別工場は、4月1日から旭ダンケ紋別工場で共同操業を開始する。これにより、紋別・滝上地区での生コンクリート出荷は1プラントに集約される。
紋別地方生コンクリート協同組合によると、組合員(8プラント)全体での2021年度生コン需要は官公需3万m³、民需2万m³の計5万m³を見込んでいたが、最終的には当初見込みを20%程度上回る6万1000m³程度となる見通し。
一方で、オペレーターの高齢化やセメント、骨材価格、関連費用の値上がりなど経営を取り巻く環境は年々厳しさを増している。需要回復の展望も見いだせないことから、安定供給を継続するため工場集約について議論を進めてきた。
森安春理事長(協和土木工業エムケー生コン社長)は再編が苦渋の決断とした上で「経営が安定するためには1プラント当たりの出荷量平均が8000m³を下回らないことが最低ライン」とし、「これを守るには雄武・興部地区の3プラント、遠軽・湧別地区の3プラントの再編に向けた議論は避けられない」と危機感を募らせる。
紋別・滝上地区では、当初4プラントが操業していたが、2プラント体制を経て、1プラント体制に移行する。