延べ5735m²、本体整備に40億円
上富良野町は、町立病院改築の設計施工を、4月1日にも総合評価方式で一般競争公告し、7月下旬から8月に業者を選定したい考えだ。規模はRC造、3階、延べ5735m²。本体整備費には40億2400万円を試算する。
総事業費は今後詰めるが、別途発注する地中熱ヒートポンプ導入や医療機器整備などを含めて56億4600万円を見積もっている。
このほど、基本設計を終えた。基本計画に引き続き長大が担当。病院改築は、実施設計と施工を一括発注するデザインビルド(DB)方式を採用する。
公告概要は未定。現時点では、共同体は2―3社の結成を想定するが、今後協議する。参加対象に単体を含めるか、地域要件を設定するかどうかなど検討を進めている。
現在の町立病院は、大町3丁目2の15に位置し、RC造、2階、延べ3717m²の規模で構成する。2016年の改正消防法施行令で、25年6月30日までにスプリンクラー設置が義務化。同病院は未設置のため、改修なども協議したが費用対効果を考えた結果、改築することとした。
建設地は現施設の南側に隣接する子どもセンターを解体した跡地とする。
診療科目は現行通りとし、内科、外科、救急科のほか、専門外来3科を設ける予定。1階に外来や救急部門、医局、管理諸室などを置き、2階を病棟とし、手術室や一般病床30床を設置。介護医療院は現在の28床から40床に増床し、3階に整備する計画だ。
22年度に実施設計と工事の発注へと進み、25年度の開院を目指す。