目玉事業、1年越し着工 南幌町子ども室内遊戯施設新築

2022年03月15日 17時00分

大和リースグループと近く契約

 1年先送りとなっていた目玉事業の施設新築がいよいよ着工へ―。南幌町は、子ども室内遊戯施設新築の実施設計・施工に着手する。7月下旬―8月上旬の着工を見込み、工期は2023年3月末まで。設計・建設、維持管理、運営を一括業務委託する大和リースグループと、近く実施設計・施工の契約を結ぶ見通し。23年5月上旬のオープンを目指す。23年度は、外構のにぎわい創出広場整備を予定している。

23年5月オープンする子ども室内遊戯施設遊戯エリアのイメージ図

 内閣府の地方創生拠点整備交付金4億507万円の交付採択の内示を受け、14日の定例町議会に交付金を加えた施設整備費8億1024万円を追加する一般会計補正予算を提出し、可決した。施設整備費には実施設計、本体施工、駐車場、遊具・備品購入費を含んでいる。

 町は21年3月に同交付金の不採択を受け、1年後の採択を目指し、これまで内閣府と事前協議を重ねてきた。事業名は具体的で分かりやすくするため、「誘客交流施設整備」を「子ども室内遊戯施設整備」に変更している。

 建設地は、美園3丁目158の19の中央公園多目的広場内。施設の規模はW造、平屋、延べ1000m²を予定している。

 施設整備を1年先送りする中で、建設資材が高騰したが、機能を維持した上で、延べ床面積を約200m²縮小し、仕様変更することで増額せず、基本設計の修正を進めた。

 当初計画で、施設本体に併せて整備を進める予定だったにぎわい創出広場は、基本設計の修正などもあったため、23年度の整備に後ろ倒し。大和リースグループが建物周辺のアプローチや芝生の整備、植樹、あずまや、ベンチなどを設置する。工期は23年4―7月を予定し、工事費に8900万円程度を見込んでいる。

 隣接する北広島市で23年春にオープンする日本ハムファイターズの北海道ボールパークFビレッジとの相乗効果も期待し、19年度に計画をまとめた。施設は設計、建設、維持管理、運営までを一括業務委託するDBO方式で、20年度に公募型プロポーザルを実施。受託事業者に大和リースグループ(7社)を選定した。提案価格は施設整備9億2400万円。先行して20年度に基本設計を進めており、当初は22年3月末までに実施設計・施工を完了し、同5月オープンを目指していた。


関連キーワード: 空知

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 東宏
  • 川崎建設
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,404)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,273)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,238)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,119)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (840)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。