Ⅱ期工区の調査と設計へ 岩見沢市西20丁目通街路新設

2022年03月18日 17時00分

北3条―4条通の780m 4月にも入札

 岩見沢市は、3・4・39西20丁目通の都市計画街路新設で、延長780mにわたる北3条通―4条通(道道岩見沢月形線)間Ⅱ期工区整備の地質調査と詳細設計を進める。2022年度予算案に1億4210万円を計上。早ければ4月下旬に調査と設計を一括で入札する。業務期間は23年2―3月ごろまでを見込んでいる。

 詳細設計から完成までは10カ年程度の期間を想定。概算事業費は40億円で、うち工事費に37億6000万円を試算する。工事費の内訳は、橋梁部に20億円、軟弱地盤対策に14億円、道路に3億6000万円をそれぞれ見積もる。

 3・4・39西20丁目通整備は、北3条西20丁目から国道12号南町1丁目を結ぶ路線。主要幹線と住宅地を結ぶ都市内ループ道路の完成や、市内南北のアクセス強化を目的に取り組んでいる。Ⅰ期は4条通から国道12号までの延長700m。総事業費に約6億3000万円を投じ、12―18年度までに整備した。

 Ⅱ期については21年度に土質調査解析と予備設計の修正設計を実施。いずれも開発調査研究所が担当した。

 修正設計によると、Ⅱ期は延長780mで、170mはJR函館本線をまたぐ跨線橋となる予定。4条通側の140m、北3条側の210mは幅員4.5―5.5mほどの既存道路があるため拡幅し、それ以外の区間260mは新設する方針だ。

 幅員はⅠ期と同じく車道6m、停車帯両側1.5m、歩道両側4.5mの計18mで整備する。橋梁部分は車道6m、路肩両側1m、歩道両側3.5mの計15mを予定している。

 橋梁部は4径間連続箱桁。橋の手前の盛り土は軟弱地盤対策が必要となる。

 20年3月に都市計画決定。JR北海道や道など関係機関と整備について協議を継続している。線路軌道部上空の橋梁部はJR北海道の受託工事となる見通し。

 22年度の詳細設計と地質調査を経て、23年度以降は、都市計画の変更、家屋補償、用地取得、施工などを進める考えだ。


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