平和不動産など地権者5者、24日に準備組合設立
札幌市中央区大通西4丁目1にある道銀ビルディングと西側に隣接する新大通ビルディングの地権者5者が24日、両ビルの一体開発に向けて「大通西四丁目南地区市街地再開発準備組合」を設立した。高級ホテルやオフィス、商業からなる複合施設を構想。2028年の供用開始を目指す。
札幌市内で開いた設立総会で、理事長に平和不動産(本社・東京)の土本清幸社長が就任。組合員は他に平和不動産プロパティマネジメント、東京証券会館、北洋銀行、札幌市。30年度の北海道新幹線札幌開業や札幌冬季五輪招致を見据え、計画策定に着手する。
再開発ビルは上層階にホテル、中層階に高機能オフィス、低層階に商業など人がにぎわう空間、地下には地域熱供給施設を計画。22―23年度に都市計画決定、事業認可、組合設立を進める。
道銀ビル(SRC造、地下3地上12階、延べ2万8793m²)は1964年、新大通ビル(SRC造、地下2地上10階、延べ1万7319m²)は79年にそれぞれ竣工。再開発の対象敷地面積は計5000m²となる。