3カ年で駐車場増設や広場新設
伊達市は、総合公園だて歴史の杜都市公園施設改築の初弾となる駐車場新設と修景池の埋め立てなどを一括して7月にも一般競争公告する。園内の利便性向上へ3カ年で2億円余りを投じ、駐車場増設や遊具広場と親水広場の新設に取り組む。歩行者動線も一部見直す考えだ。親水広場の実施設計は5月にも指名する。
松ケ枝町にある広さ17・3haの同公園は文化施設や体育施設、商業施設が集中する市の交流拠点。南側の外周となる国道37号沿いには道の駅やびっくりドンキー伊達店が並び、北側外周の市道青柳線沿いには総合体育館や図書館、食育センターなどを配置している。
園内の駐車場は、南第1(普通車171台、障害者用3台)、南第2(普通車81台、大型車10台、障害者用5台)、南第3(普通車29台)、カルチャーセンター(普通車164台、障害者用6台)、総合体育館(普通車76台、障害者用3台)、北(普通車73台、大型車2台、障害者用6台)の計6カ所ある。
イベント時は西広場に臨時駐車場を設けて対応しているが、駐車場の不足が指摘されているため、駐車場の増設を計画。総合体育館正面玄関前の遊具を撤去し、7カ所目の駐車場(1600m²)を新設して50台分を確保するほか、北駐車場を南側に拡張し普通車の収容台数を100台に増やす。
遊具を増やしてほしいという市民ワークショップの意見を受け、食育センター南側に5000m²の遊具広場を新設する。大型の複合遊具を設置する考えで、2021年度に市内小学生にアンケートした。隣接して既存水路を活用した親水広場も計画する。
合わせて、園内各施設への動線を見直す。メインゲートとなる大手門からのアクセスを改善するため、総合体育館とカルチャーセンターの間にある修景池(3000m²)の東側半分を埋め立て、延長200mの通路を新設する方針だ。
22年度の事業費は6468万1000円。23年度に遊具広場と親水広場に着工し、2カ年で進める。24年度には北駐車場を拡張し、事業を完了したい考えだ。