北見市は2022年度、橋梁長寿命化関連に事業費5億3500万円を投入する。留辺蘂自治区の朝日橋架け換えに事業費1億3000万円程度を充て、下部橋台設置と上部架設を進める。北見自治区の小町川大橋と西富5号橋、常呂自治区の第4号小貫橋は長寿命化修繕に取り組む計画。朝日橋架け換えの上部架設は6月ごろに指名競争入札する見通しだ。
留辺蘂自治区大和で、無加川に架かるシケレベツ沢線の朝日橋は、河床低下による橋脚基礎底面の浸食が進行しているため、現橋の位置で架け換えを進めている。
新橋は鋼橋で橋長56.2m、幅員7.5mを想定。上部は単純合成鋼板桁、下部は河床低下の影響を受けないよう橋脚をなくし、逆T式橋台2基の1径間とする。下部橋台設置は5月にも指名競争で発注する。
また、長寿命化修繕に事業費1億4000万円を見込み、北見自治区の小町川大橋(橋長55.5m、1980年建設)、西富5線橋(同27.9m、78年建設)、常呂自治区の第4号小貫橋(同6m、71年建設)を進める。
小町川大橋は伸縮装置取り換えや下部補修などを計画。西富5線橋は上部、地覆、高欄、下部補修、第4号小貫橋は下部補強を予定する。小町川大橋と西富5線橋は一括発注を視野に入れていて、8月ごろに一般競争公告する考え。第4号小貫橋は5月に指名競争入札する予定だ。
このほか、光葉町の中ノ島公園に通じる橋長103.5mの第2観月橋撤去を検討。橋梁設計・点検には1億3500万円を投じる。
設計は北見自治区の学園橋(橋長150m、78年建設)、高栄通跨線橋(同39.5m、77年建設)、蘭国橋(同76.7m、69年建設)、さくら橋(同6.5m、74年建設)、留辺蘂自治区の武戸井橋(同10.4m、73年建設)、金山橋(同15.2m、74年建設)の計6橋で進めるほか、北見自治区の栄橋など196橋を点検する。