3分割で5月指名 紋別地区消防組合本部・消防署庁舎新築

2022年04月19日 16時40分

特定JV資格申請28日まで受付

 紋別地区消防組合は、消防本部・消防署庁舎新築を主体、電気、機械の3分割で5月連休明けにも指名し、6月上旬に入札する見込みだ。庁舎棟がRC造、3階塔屋1階、延べ2722m²、訓練塔がRC造、4階、延べ205m²の規模。主体、電気、機械いずれも、特定共同体の資格申請を28日まで受け付ける。

 紋別市幸町2丁目にある現庁舎はRC造、2階、延べ1056m²の規模で、1965年に建設。築後50年以上が経過し、老朽化に伴う建物や設備の劣化が著しく、修繕費の増加が庁舎管理上の大きな課題となっていた。

 加えて、現耐震基準以前の建物であるため、地震災害による防災拠点としての役割が果たせないこと、消防車両の増加や大型化、資機材の増加などによる消防需要の変化に対応できないことなどから建て替える。

 建設地は幸町2丁目1の18ほかで、市役所の職員駐車場として使用されている場所。基本設計によると、1階は緊急出動に関わる機能を集約した職員・消防団員エリアと一般共用エリアで構成する。2階は職員専用エリアとし、仮眠室やシャワー、洗濯室といった生活機能の諸室を配置する。

 3階は執務エリアと生活エリアを明確に分け、消防機能に付随する通信指令室や災害対策室などを置き、駐車場は約40台分を確保する見込みだ。
 基本・実施設計は北海道日建設計が担当した。概算事業費は19億9000万円。工期は2023年8月15日までを予定している。

 特定共同体の資格要件は、主体が紋別市の建築A等級、機械は代表者が管A等級、構成員が管B等級による2、3社構成。電気は代表者が電気A等級、構成員が電気B等級による2者構成。構成員の出資比率の最小限度基準は2社構成で30%以上、3社構成で20%以上とする。出資比率が最大の者を代表者とする。

 希望者は参加資格申請書に特定共同体協定書と代表者への他構成員の委任状を添付し、同組合新消防庁舎建設推進室に提出する。


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