サテライトオフィスなど整備
音更町は旧昭和小を改修し、サテライトオフィスやコワーキングスペース機能を持った施設にする。月内に主体、電気、機械の3分割で指名競争入札する考え。7月の着工、2023年4月の供用開始を目指す。
東和1線19にある旧昭和小はRC造、2階、延べ1232m²の規模。1992年に完成したが、児童数減少で19年度に閉校した。21年度から施設内の一部を事務所として山本忠信商店、山忠HD、とかちアークキッチンの3社で構成するグループに貸し出している。
1、2階の一部を改修する。1階は延べ839m²が対象で、フリーエリアや普通教室をサテライトオフィスに整備。2階は延べ281m²を対象とし、町内で新商品開発、起業などを目指す人向けにシェアキッチンを設ける。加えて男女トイレ改修やWi―Fi環境の整備なども計画する。設計は創造設計舎が担った。
7日開会予定の定例町議会に改修工事費1億5062万円と監理委託費443万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を上程する。
町は同校の利用について検討を重ねていた。道東自動車道音更帯広インターチェンジや道の駅おとふけの中間地点に位置し、商工業などと連携が図りやすい環境にあると判断。新型コロナウイルス感染拡大の状況も踏まえて、今回の整備計画に至った。