市内唯一のスーパーが出店
歌志内市は、食品スーパーが入る公設民営の商業施設新築を7月にも着工する予定だ。S造、平屋、延べ699m²の規模。建設費に約4億円を見込む。入札は、一括か分割を確定し、月内にも指名通知して、入札する。2023年3月の完成を目指す。
14日開会の定例市議会に、商業施設の建設費4億291万7000円を含む一般会計補正予算案を提案する。建築費に3億9393万円、工事監理委託費に898万7000円の内訳だ。17日の議決後、入札に向けた手続きに入る。
建設地は、道道赤平奈井江線沿いの文珠288の14で、旧文珠会館跡の市有地。敷地面積は2577m²となっている。
新築に向けては、柴滝建築設計が実施設計を担当。4月から7月までの業務期間で進めている。資材高騰などを踏まえ、建設費を約4億円と試算した。
市内には現在、食品スーパーが1軒もない状態。高齢者ら買い物難民を救うため、公設民営方式を選択した。テナント出店は道北アークス(本社・旭川)の小型スーパー「ダ・マルシェ」で、2月に市と基本合意している。今後、テナント出店予約を経て、建物完成後に契約となる見通しだ。