オホーツク総合局が23年度採択へ調査設計
オホーツク総合局産業振興部は、地域用水・魚道丸万川地区の2023年度新規採択を目指している。魚道10基の整備を進める考えで、総事業費5億7000万円を試算。28年度の完了を見込んでいる。22年度は調査計画地区として調査設計を進める。
網走市内を流れる同河川は2級河川の浦士別川の支川で、濤沸湖と合流する。河床状況は藻琴山系のシルト質土壌を基盤とし、水質は良好。梅花藻やクレソンなどの水草が豊富にある。
落差9基、終点床止め1基が設置されているが、シロサケ、サクラマスなどの遡上(そじょう)に支障を来している。魚道を整備することで改善を図る。
工事費に4億8100万円、測量試験費などに8900万円を充てる考えだ。