総事業費は26億円
上川総合局産業振興部は、畑地帯総合整備中山間地域型布礼別八富地区(富良野市)について、2024年度の事業化を目指している。区画整理32haを計画しており、総事業費は26億円を試算。採択後は調査設計に取り組み、早ければ24年度中の着工を見込む。事業期間は31年度までを想定している。
22年度に新規調査計画地区に選ばれた。同地区は富良野市の北部に位置する畑作地帯。バレイショやテンサイ、小麦を主体とし、タマネギやスイートコーンを作付けしている。
不整形で粘土質な土壌のため雨の被害を受けやすい。効率化と安全性確保のため、排水能力の向上と土壌改良を目指す。事業化に向け、23年度までの2カ年調査に取り組む。
全体では区画整理32haを計画し、暗渠226ha、客土36ha、除れき31haを予定している。
畑地かんがい施設は、老朽化した散水機の更新や用水路の整備を見込む。
現段階では区画整理に2億4800万円、暗渠に7億6900万円、畑地かんがい施設一式に7億円を試算している。
同地区の受益面積は947ha、受益戸数は53戸となっている。