砂利道2kmを改良舗装
根室振興局農村は、農道・集落道整備高度化東柏野地区の2023年度新規事業化を目指している。別海町内の砂利道を延長2220mにわたり改良舗装する計画。農産物などの輸送効率化といった酪農経営基盤強化を図る。総事業費は4億8600円を試算する。
別海町西春別地区周辺に位置する計画路線は、受益農家が集乳・通作、生活道路として利用。大規模な草地型酪農が営まれ、農畜産物輸入自由化などの対応として安定的な生産体制の構築が急務となっている。
計画路線は砂利道のため、降雨や降雪時にぬかるみが発生する。また牧草への砂塵被害に加え、日頃の維持管理にも苦慮している状況だ。
砂利道を改良舗装し、農産物などの輸送効率化につなげる。コストを低減化し、安全で高品質な乳牛生産を促進することで酪農経営基盤の強化を目指す。受益戸数は4戸で、受益面積は105haとなっている。
事業化に向けて22年度に調査を進め、23―27年度の5カ年で取り組む方向だ。