総事業費29億円 区画整理や整地、暗渠を整備
上川総合局産業振興部は、2022年度に新規採択となった東神楽町の中山間地域型忠栄地区について24年度に着工する計画だ。総事業費は29億円で、区画整理や整地、暗渠を整備する。30年度の事業完了を目指す。
同地区は東神楽遊水地のすぐ下流の高台に位置する水田地帯。水稲を主体とし、転作作物の小麦やテンサイ、葉物野菜などを作付けしている。
手狭なほ場を大区画化し、営農の効率化を目指す。傾斜地であるため、1区画最大で1ha程度を見込む。
区画整理と整地、暗渠がそれぞれ111haで、暗渠の疎水材にはビリ砂利を採用し、60―150mmの合成樹脂管を布設する。
用水路8878mには150―500mm、排水路7654mには250―800mmの合成樹脂管を用いて整備する。
耕作道は延長14.2km、幅員4mに整備し、砂利を敷く予定だ。
同地区の受益面積は111haで、受益戸数は16戸となっている。