道東自動車道の仮称・新得スマートICが、早ければ今月下旬に新規事業化が決定する。中川郁子衆議院議員が明らかにした。今月上旬の地区協議会で実施計画書を策定し、国土交通省に提出して事業化許可を目指す。
新得スマートICは、トマムIC―十勝清水IC間の新得町内で新設する計画。候補地は十勝清水ICから8㌔ほどトマムIC方向に進んだ場所とする。2021年8月に準備段階調査の採択箇所となり調査に着手した。同年11月には地元の関係機関などで構成する準備会を発足。ICの設置場所や利用交通量、整備費用などを検討してきた。
準備段階調査を終えたため、今月上旬にも国や東日本高速道路など関係機関で構成する地区協議会を開催。実施計画書の策定後、国交省に提出し新規事業化の許可を得る流れだ。
町はスマートICの供用開始に合わせて道の駅新設を計画。基本構想では延べ1000m²程度の施設やオートキャンプ場を構える考え。これから本格化する4車線化工事により利用者増加が見込まれ、高速道路からの一時退出・再進入ができる構造を構想している。町内や北十勝エリアに新しい人の流れをつくり、にぎわい創出を図る。22年度はスマートIC付近(広内トンネル南側)の整備予定地で地下水源調査を進めている。
道内のスマートICは道央自動車道の輪厚PA、砂川SAと整備中の道東道長流枝スマートICに次いで4カ所目となる。