区画整理を想定
後志総合局農村振興課は、畑地帯総合整備中山間地域型赤井川地区の2023年度着工を計画している。早ければ5月ごろに初弾工を発注し、畑地や水田の区画整理、畑かん施設の調査設計に取り組む考え。27年度の事業完了を目指し、総事業費9億円を試算している。
22年度に新規採択された赤井川地区は余市川と赤井川流域に広がり、赤井川村内のほぼ全域が受益地。平たん地、傾斜地からなる。
これまでに国営・道営事業で畑かん施設や面整備を施してきたが、施設の老朽化が進行。営農の効率が悪く、収益性の低いほ場もあるため、基盤整備で生産性の向上と作業の効率化を図る。
全体で区画整理60.4ha、畑かん施設141.3haを計画。受益戸数は70戸、受益面積は176haとする。
総事業費の内訳は工事費7億5600万円、測量試験費1億4200万円、その他200万円となっている。
23年度は、畑地での区画整理でくぼ地修正1ha、暗渠4.6ha、水田の区画整理で整地3ha、暗渠3.5haなどを進める方針だ。
設計は北海道農業建設コンサルタント、調査設計は田西設計コンサルが担当している。