工事費7.8億円試算 釧路建管
釧路建管は羅臼町内の知床公園羅臼線の災害復旧を計画している。工事費7億8100万円程度を充て防雪柵の補修や新設をする。2022年度末から23年度初めに発注し、降雪前の復旧完了を目指す。
羅臼町相泊から瀬石までの2km区間は、3月中旬の大雪による雪崩で被災。そのため雪崩の発生源とされる箇所に雪崩防止柵を新たに設け、損傷が大きかった落石防護柵を更新することで対策を強化する。相泊で2カ所、瀬石で4カ所を計画。7月28日に査定決定した。
復旧概要は相泊で60.4m区間を対象に崩土除去400m³、雪崩予防柵新設109基・取り外し再設置10基、204.6m区間を対象に崩土除去880m³、落石防護柵(高さ1m)10.9m新設、防護柵(高さ2m)48m取り外し再設置、雪崩予防柵413基新設・取り外し再設置11基となっている。
瀬石で19.1m区間を対象に、落石防護柵(高さ4.5m)18.1m新設、雪崩予防柵17基新設、72m区間を対象に崩土除去760m³、落石防護柵(高さ3m)64.5m新設、雪崩予防柵110基新設・取り外し再設置3基、防護柵取り外し再設置28.5mを計画。63.4m区間では100m³の崩土除去と落石防護柵(高さ2m)45mの新設、雪崩予防柵37基新設・取り外し再設置6基、24.9m区間では雪崩予防柵31基新設・取り外し再設置3基を予定している。
調査設計はシーイーサービスで進めた。