交差点1カ所改良
渡島総合局農村振興課は、農道集落道春日地区の2024年度着工を計画している。見通しの悪い交差点1カ所を改良し、合わせて道路を付け替える。22年度は調査設計を進め、23年度に用地確定測量を予定している。
22年度の新規採択地区。八雲町内の同地区は市街地から西へ2kmに位置し、酪農を中心とした営農を展開している。飼養頭数500頭ほどの大規模酪農家などもいるため、牧草の運搬車や集乳車が頻繁に走行する重要路線となっている。付近に採石業者の事務所があり、大型トラックの往来もある。
現況は、道道八雲北桧山線との丁字路交差点近くに道央自動車道を渡すボックスカルバートがあり、現道側から道道を走行する車両を確認するのが困難。大きな事故には至っていないものの非常に危険な状態にある。
このため、交差点を西側に移し、ボックスカルバートから距離を取ることで視界の確保を図る。移設に伴い、延長約300m、車道5.5m、全幅7mの付け替え道路を整備する。歩道は設けない。
総事業費1億5000万円を試算。内訳は工事費に1億2000万円、測量設計に2600万円、用地補償に400万円を見込んでいる。
受益面積は557ha、受益戸数は15戸。25年度の事業完了を目指している。