延べ3300m²に23億円
八雲町は熊石国民健康保険病院建て替えについて、2024年3月の着工を計画している。新病院はS造かRC造、SRC造、3階程度、延べ3300m²の規模とし、30床を想定。総事業費は23億円を試算する。22日に基本設計を公募型プロポーザル公告。2段階の審査を経て10月下旬に最優秀事業者を決定する。実施設計は23年5月の着手を予定。25年3月の完成、同5月の供用開始を見込む。
熊石雲石町494の1にある現病院はRC造、2階、延べ6565m²の規模で、1970年に建設した。病床は99床だが、実際に稼働しているのは60床となっている。
外壁や屋上などの老朽化が著しいほか、空調設備も不十分なため建て替える。
45床の規模とし、20年度に石本建築事務所で基本設計を進めていたが、推計を上回る速度で人口減少が進んでいることや、医療人材の確保が難しいと判断し、再設計を決めた。
新病院の建設予定地は熊石平町324の268。新病院建設後に現病院を解体する。
基本設計プロポーザルの参加資格は町の建築設計単体で、道内に本店か主な営業所がある者。過去10年以内に道内でS造かRC造、延べ3300m²以上の公営病院新築か改築の設計を受託した実績を求める。
予定価格は税抜き2400万円。業務期間は23年3月31日までとする。
10月3日午後5時まで参加表明書などを受け付け、同6日に1次審査の結果を通知する。通過者は同18日午後5時までに技術提案書を提出。同21日のプレゼンテーションとヒアリングによる2次審査を経て、25日に審査結果を公表する。
問い合わせ・書類提出は同病院事務局、電話01398(2)3555まで。