事業費8.9億円 25年度着工目指す
北見市端野自治区は市端野まちづくり協議会に、2023―25年度を期間とする市第2期総合計画第5次実施計画への要望事業案を示した。端野図書館改築は計画期間内に事業費8億9000万円を見込み、23―24年度の基本・実施設計、25年度の着工を目指す方針。道路整備では端野町307号線測量設計や同288号線改良などを盛り込んだ。
協議会は端野自治区内の一般市民らで構成。市第2期総合計画第5次実施計画策定に向け、同自治区が反映を求める事業について協議し、11月に答申する予定だ。
町内二区に位置する端野図書館はRC造、平屋一部2階、延べ591m²の規模で1978年に開館。老朽化が進み、多目的トイレがないほか、館内は段差が多いなど課題がある。改築に当たっては、児童や子育て世代を支援する児童図書館としての機能拡充を図る。
事業案では23年度に2158万6000円、24年度に3930万円を充てて基本・実施設計や地盤調査、駐車場の測量設計を進める。25年度は8億3329万9000円を投入し、本体改築と駐車場整備、現施設解体の基本設計に取り組む考えだ。
端野町307号線道路は未改良路線で、路面の凹凸や水たまりが生じやすいといった支障がある。このため、改良舗装を施して交通安全、生活環境の改善を図る。23年度は620万円を充て延長200m分の測量設計を進め、24年度に4720万円を投じて施工する。
また、計画期間内に約8900万円の事業費を見込む端野総合支所施設修繕は23年度に公用車車庫シャッターなど、24年度に自動制御機器取り換えを施し、25年度に真空ヒーターの更新を予定している。
このほか、公住中央団地の外壁等改善や屯田の杜公園整備、道路照明灯125灯のLED化などを挙げている。