23年度に営農用水6kmなど要望 担い手育成新得第2地区 

2022年10月18日 17時00分

十勝総合局

 十勝総合局産業振興部は、畑地帯担い手育成型新得第2地区について、2023年度にメインとなる営農用水6kmを要望している。新得市街から北東に10km進んだ地点で、配水管は3路線のうち2路線が対象となる。全て高密度ポリエチレン管とし、口径は150―200mmを見込む。このほか、区画整理と測量設計を予定。27年度の事業完了を目指す。

 同地区は新得町南部に位置し、畑作と酪農が混在。酪農経営の規模拡大に伴い営農用水が不足し、農地では湿害が発生している。総延長24kmの営農用水整備と区画整理で排水不良の改善や営農効率の向上を図る。受益戸数は22戸、受益面積は367haとなる。総事業費は34億円を試算し、19年度に着手した。

 23年度の区画整理は69haを要望。整地4ha、暗渠13ha、除れき14haを施し、排水不良を解消する。測量設計は残る営農用水8kmを23、24年度で終える見込みだ。

 23年度以降残事業費は、25億7000万円を試算している。24年度以降は、配水管路15kmを予定。区画整理70haを見込み、暗渠13ha、整地4ha、除れき18haを施す意向だ。

 上佐幌にある屈足浄水場は、24年度から2カ年かけて現地で改築し、施設規模を拡大する。既存施設は新施設の完成後に解体する見込み。設計は終えていて、配水池の容量は600m³となる。


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