区画整理50ha要望　排水路整備3.5kmも計画

　上川総合局産業振興部が富良野市で進める、経営体扇山北地区について2023年度の事業要望が判明した。区画整理が50haと区画整理外で排水路整備3.5kmを計画している。

　同地区は富良野市街地南東部に位置し、水稲をはじめ小麦やテンサイ、タマネギなどを栽培する複合的な営農地帯。老朽化した排水路を改善し、大型機械の導入を妨げている狭小なほ場を大区画化する。

　23年度は区画整理50haと排水路整備3.5kmを進める。23年度以降の残事業費には16億5664万円を試算している。

　事業期間は17―25年度の9カ年。総事業費は32億5100万円を試算する。

　全体では、区画整理として整地44ha、暗渠238ha、客土25haを計画。区画整理外では排水路16.4kmの改良を計画している。

　排水路には300―700mmの既製コンクリートフリュームを使用。暗渠は木材チップを疎水材として、60―150mmの合成樹脂管を使用する方針だ。

　事業費ベースの進捗率は22年度までで49％となっている。