上川総合局
上川総合局産業振興部は、富良野市など5市町村にわたって分散して工事を進め、2023年度の完了を目指す草地整備ふらの地区の残事業費に6億6000万円を見込む。内容は草地整備改良219ha、草地造成改良1ha、施設用地造成の付帯工、飼料貯蔵施設2棟建築などとなる。
同地区は富良野市と上富良野町、中富良野町、南富良野町、占冠村に点在する草地型酪農地域で、草地や用排水施設の経年劣化により牧草の品質と生産性が低下している。
このため19年度に事業化。草地基盤整備と牧場用機械を導入し、牧草の生産性向上と酪農家の負担軽減を図っている。
事業完了を予定する23年度は、草地整備改良219ha、草地造成改良1ha、施設用地造成の付帯工、利用施設整備の施設2棟の建築、牧場用機械1台の整備を要望している。
残事業費は6億6000万円を試算。総事業費は35億6000万円となる。全体では草地整備改良803ha、草地造成改良6ha、施設用地造成1カ所。利用施設整備については利用施設12棟の建築、牧場用機械14台を整備する。
事業費ベースの進捗率は22年度までで81%となっている。