耐震補強は花咲大橋と平成大橋
旭川市は、2023年度の国費2次要望で橋梁を対象とする道路メンテナンス事業補助として10億3940万円を積み上げている。耐震補強では花咲大橋に1億5000万円、平成大橋に2億2000万円を要望。修繕では旭西橋の塗装・床版に1億1000万円、神居大橋の木製床版・手すり交換に2億3000万円を求める。
橋梁長寿命化対策として11件の修繕、2橋の耐震補強、橋梁修繕設計6橋を予定。1次要望時点から金額は変わっていないが、修繕対象橋は3橋減らした。
継続の花咲大橋(342m)耐震補強ではP1橋脚の支承交換と落橋を防ぐ水平力分担構造物の設置に1億5000万円を要望している。同じく平成大橋(297.1m)耐震補強はP3橋脚の支承交換やジャッキアップ用の仮設撤去に2億2000万円を求めている。
旭西橋(303.5m)は鋼製桁の塗装、床版修繕に1億1000万円を措置。人道橋の神楽橋(174.6m)には5000万円を充てて、支承の交換や断面補修をする。
吊り橋の人道橋である神居大橋(107.3m)には2億3000万円を措置して、木製の桁・手すりを交換。功橋(149.1m)は床版や下部のひび割れ、断面補修に4000万円を投じて事業を完了させる考えだ。如月橋(78m)では7500万円で塗装や支承モルタル補修を施す。
小規模な橋梁では江丹別第17号橋(27.3m)で床版、支承モルタルの補修と橋面打ち換え、神栄橋(18・6m)で床版、下部の断面補修、高欄の取り換え、豊岡橋(7.2m)で床版と下部の断面補修、伸縮装置更新、橋面防水を予定する。
豊岡5号小俣橋(7.3m)は下部のひび割れ補修、橋面防水、中央第11号橋(7・5m)は上部の断面補修、伸縮装置更新、舗装打ち換えを実施。近文東鷹栖第92号橋(5.8m)では上部ひび割れの補修、伸縮装置交換、橋面防水に取り組む。
緑橋(74.1m)、永隆橋(71.4m)、光陽橋(9m)、風防林橋(10.4m)、愛宕橋(10.3m)、神楽第22号橋(6.5m)については修繕設計に着手する考えだ。