札幌市はシールド工法で施工する都心アクセス道路整備に伴う創成川通下水管移設工事3件のうち、初弾となる東側1工区を11月2日にもWTO対象で公告する。対象は2、3社構成の特定共同体で、契約後VE方式を想定。2023年1月下旬に開札する。東、西側の2件は11月中旬にかけて順次公告する。いずれも参加要件は特定共同体となる見通しだ。
初弾工は東側の北45条東1丁目―北18条東2丁目間。内径3500㍉、セグメント外径3900㍉で約3.8㌔を計画する。
工期は23年4月から27年2月末まで。このほか、シールド発進立て坑の設置、マンホール構築などに取り組む。
東側の北18条東2丁目―北1条西1丁目間と、西側の北33条西3丁目―北15条西2丁目間は11月中旬まで各週で公告する。
都心アクセス道路は創成川通の下にボックス構造で建設。このため、創成川両側の道路にある既存管の移設が必要となっている。
新たな下水管は東側に約6.8㌔、西側に約5.5㌔整備する。うちシールド工法による施工区間は約9.45㌔で全体の8割ほどを占める。23年度の着工へ295億1300万円を限度額とする債務負担行為を設定した。
残りは推進工法を想定。最大70億―80億円を投入する。いずれも早期発注を目指していて、27年3月末までには全ての下水管の移設を完了する計画だ。