室蘭市は、国道37号高平町―港北町3丁目間の交通安全対策を要望している。高平町から港北町市街地に続く長いカーブで、延長は150m。交通量が多く冬期間にスリップによる正面衝突が多発しているため、市は伊達方面と室蘭方面の双方向でカラー舗装などによる注意喚起を想定している。早期事業化を求める。
2013年に事故ゼロプランの対象区間に選定されたが、未着手となっている。道路整備の予算確保が厳しくなる中、要望の優先度を上げ、室蘭地方総合開発期成会の23年度新規要望に加えた。
伊達方面に向かう車線は、カーブ手前までが直線となっているため速度の速い車が多く、冬季はカーブ進入時にスリップして対向車線にはみ出し、正面衝突する事故が発生している。一方、室蘭方面に向かう車線は港北町市街地の交差点からS字カーブとなっている。市は双方向について、交通安全対策の早期事業化を国に求めている。
4車線で、現況幅員は車道両側各6.5m、路肩両側各1m、中央帯1m、海側の歩道が1.5m、山側の歩道が2.25mとなっている。