江別市の本庁舎建設基本構想案 工事費は140億円に

2022年11月14日 19時00分

 江別市は、本庁舎建て替えの工事費を114億円から約140億円に見直した。新庁舎は延べ2万m²の規模を想定。2021年度時点では1m²当たり57万円としていたが、資材価格の上昇などに伴い本庁舎建設基本構想案で70万円に修正した。調査・設計や外構、解体などを含めた概算事業費は基本計画で示す考えだ。

 14日の市議会総務文教常任委員会で、本庁舎建設基本構想案を示した。

 高砂町6の本庁舎はRC一部S・SRC造、地下1地上4階、延べ5346m²の規模で、1966年度の建設。耐震化や老朽改善を図るため建て替える。

 新庁舎は分散する8庁舎を集約。延べ2万m²を基本に、行政事務のデジタル化やペーパーレス化を推進し、面積の適正化を図る。

 財源は緊急防災・減災事業債のほか、サステナブル建築物等先導事業やレジリエンス強化型ZEB実証事業といった補助・交付金の活用を見込む。基金積み立てなど具体的な資金計画は基本計画で検討する。

 新庁舎建設の基本理念に「えべつの街なみと自然に映える市民が集う庁舎―日常の安心を未来へつなぐ」を掲げた。利用しやすい市民サービス機能、特産品やイベントの情報発信、防災拠点などの役割を持たせる。

 基本構想案はパブリックコメントや市民説明会、基本構想検討委員会などを経て、年度内に成案化する。


関連キーワード: さっぽろ圏 庁舎

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 北海道水替事業協同組合
  • 川崎建設
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,404)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,273)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,238)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,119)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (840)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。