残事業費10.3億円
上川総合局産業振興部が旭川市で進めている経営体永山西第1地区について、2023年度は区画整理のうち整地6haや暗渠4haなどを要望していることが分かった。26年度の事業完了予定で、残事業費は10億3000万円となっている。
同地区は、旭川市東部に位置する水田地帯で、水稲を中心に米や小麦、大豆などを生産している。作業効率化を目指すほ場の大区画化と、用排水路の老朽化が著しいため整備に取り組んでいる。
23年度は、区画整理として、整地6ha、暗渠4ha、用水路1.1km、排水路0.4km、耕作道0.2kmの整備を要望した。
暗渠にはビリ砂利を疎水材とし、合成樹脂管を布設。用水路には150―600mmの硬質塩化ビニール管と340―600mmのVトラフを使用し、排水路には300―600mmのVトラフを採用する。
20年度に着手し、26年度の事業完了を目指す。総事業費は12億6400万円を試算する。
7カ年全体では、区画整理50haのうち、整地と暗渠がそれぞれ50ha、用水路5.5km、排水路2.1km、耕作道2.6kmを計画している。
受益戸数は15戸で、受益面積は50ha。22年度までの進捗率は、事業費ベースで18.5%となっている。