重要給水施設配水管新設1700mに着工 新比羅夫浄水場新築も
倶知安町はリゾート開発が相次ぐ山田地区の水道施設整備で、2023年度事業費に要求ベースで11億7360万円を積み上げている。重要給水施設配水管新設は初弾の延長1700mに着工する予定。工事費に6億8440万円を見込む。2カ年工事の新比羅夫浄水場新築にも着工する。
16日の町議会経済建設常任委員会で、水道課の担当者が報告した。
同地区では宿泊施設の建設で水道需要が急増している。町は井戸増設、浄水場や送配水管の新設により、30年度の1日当たり給水量を20年度比6割増の6310m³に引き上げる。
22年度は比羅夫6号井新設のほか、配水管新設と浄水場新築の実施設計を進めている。
重要給水施設配水管は23―26年度に7560mを新設する予定。23年度は町道比羅夫樺山線沿いを対象とする。工区を2つに分けて発注する考えで、2工区では尻別川横断推進工に取り組む。
新比羅夫浄水場新築は、23年度に造成や地下躯体を進める。工事費に2億5670万円を見込んでいる。24年度に残る建築やプラント機械、電気を施工する計画。2カ年での概算工事費は15億8550万円としている。
このほか、23年度は配水管更新に9900万円、新中区配水池新設実施設計に9300万円、重要給水施設配水管実施設計に3300万円を充てる考えだ。