延べ1600m² 情報発信や特産品販売
共和町は2027年度の開業を目指して基本設計を進めている道の駅に24年度にも着工したい考えだ。形はサークル状で延べ1600m²を想定しているが、構造は未定。総事業費は20億円規模を見込んでいる。
地域産業の活性化や地域住民のにぎわいの場づくりを目指す。町内では倶知安余市道路の仮称・共和ICが開業する予定。これに伴い、町内を周遊・滞在できる観光の推進にも役立てたい考えだ。
建設予定地は幌似地区で国道276号沿いの敷地約3・9ha。アトリエアクに依頼した基本設計を23年2月まで進める。情報発信スペースやトイレ、特産品販売、レストラン機能を設ける計画で、遊具で遊べる600m²程度の「子どもの広場」を配置する。
屋外でキャンプサイトとグランピングを楽しむための整備を構想。23年度に温泉試掘調査を予定し、結果次第で露天風呂やサウナを備えた温浴施設(約990m²)を加える。再生可能エネルギーも取り入れたい考え。
駐車場は一般で109台を用意するほか、温浴施設を加える場合は別に30台を確保する。
23年度に随意契約で実施設計を依頼。24年度に用地取得、24―26年度に敷地造成や本体工、外構を進める。入札方式などは今後決める。