区画整理や暗渠整備 農業機械の効率的な稼働へ
留萌振興局農村振興課は、留萌市で進めている中山間るもい地区について、2023年度以降の残事業費に6億8375万7000円を試算している。過年度に引き続き区画整理や暗渠整備などを推進する。
同地区は、留萌市内の藤山地区や幌糠地区にあり、水稲やそば、小麦、大豆などの営農を展開している。
ほ場が狭小なほか、整備後数十年が経過している用水路では目地損傷などで漏水が起きている。
このため、ほ場の大区画化を図り農業機械の効率的な稼働、用水の安定確保や維持に向け、18年度から25年度までを期間に事業化。総事業費は13億5200万円を見込む。
22年度末で区画整理18ha、暗渠28ha、用水路3.1km、排水路0.1kmが整備済みとなる。これにより執行額は6億6824万3000円に上る。
23年度以降の残事業量は、区画整理として進める整地と暗渠がそれぞれ33ha。区画整理とは別に整備する暗渠は15haを残す。用水路は4.7kmあり、150mmのVU管、V30、V50型トラフの設置を予定し、排水路は1kmにわたりV30型トラフを設ける計画だ。